【脱プラ・減プラ】ブリスターパッケージの紙化
- 制作内容
- 製品パッケージ
- クライアント
- 太洋電機産業株式会社様
環境に配慮したパッケージへの切り替え支援
はんだごてブランド”goot”を展開されている、はんだ付け関連製品の総合メーカー太洋電機産業株式会社様。
環境問題やSDGsの取り組みが広がる現在、小売り店、消費者の環境対応への意識の高まりを感じ、減プラや脱プラの取り組みを検討されておりました。
弊社へは、ブリスターを使用している製品パッケージを紙に切り替えるご相談をいただきました。
パッケージ制作にあたりいただいたご要望
パッケージの制作にあたり、2点のご要望をいただきました。
1点目は、パッケージサイズの調整。2点目は、パッケージ強度の確保。
ブリスターパッケージから機能性を極力落とさず、紙に切り替えるための仕様を設計・企画させていただきました。
サンプルで仕様を確認しつつご提案
お聞きしたご要望をもとにサンプルを作成し、実際に商品を入れながら打ち合わせさせていただきました。
パッケージの強度、陳列方法への対応や梱包作業性、コストなど、ベストな仕様になるまで調整を繰り返し、設計、ご提案いたしました。
省スペースと陳列のしやすさを追究
小売店でのスペースは貴重なもの。製品サイズぎりぎりまでコンパクト化することで、ブリスターパッケージよりも省スペースを実現しました。
また、小売店での多様な陳列方法に対応するため、中央とヘッダーにフック穴を設置。箱型なのでワゴンや棚でも自立し、セット売り等にも対応できる仕様になりました。
またデザイン面が増えたことで、必要な情報を記載しやすくなりました。
中仕切りでパッケージを補強
パッケージの傷やへこみ、汚れは返品につながる大きな問題です。梱包作業や長時間輸送に耐えられる仕様が必須になります。
本件では、サイズや重量の異なる製品を共用のパッケージに入れるため、箱内部での製品の動きを極力減らす必要がありました。そこで異なるサイズでも箱内部の製品の動きを固定できる共用の紙製中仕切りを設計し、対策を行いました。
また、ベタ面のデザインがあり、細かな傷や汚れも目立ちやすいため、表面へのニス加工をご提案し、傷や指紋などの汚れ対策を行いました。
年間推定1.2tのプラスチック削減効果
ブリスターやリール、プラケースを削減したことで、年間推定1.2tのプラスチック削減効果が見込まれています。業界内でも先んじて対応を進めたことで、ブランディングの一助になることも期待されています。
青葉印刷株式会社では、パッケージの設計提案からデザイン提案、サンプル制作など幅広く対応しております。また、環境に配慮した製品の企画・提案も可能です。
SDGsの取り組みなど、ご検討の際にはぜひお問い合わせください。
担当者:企画営業部 小湊