改めて考える、採用広報の目的と手法
就職活動を行う学生やサポートする大学は、企業からの細やかな情報発信を求めています。
本記事では学生や大学に対する情報発信、いわゆる「採用広報」の主な手法について、ご紹介します。
採用広報戦略構築のご一助となれば幸いです。
■目次
1.採用広報とは?
2.採用広報の主な手法
2-1.Webサイトの整備、コンテンツ制作
2-2.採用関連動画の制作
2-3.SNSの活用
2-4.学生との直接接点の構築
3.まとめ
1.採用広報とは?
「採用広報」とは、企業が求めている人材を獲得するために企業の魅力を広く発信し、学生に対する企業の認知度を向上させる活動です。
様々なメディアで企業の魅力を発信するため、「自社のファンを増やす活動」とも言えます。
企業が「採用広報」を重要視する理由として、学生とのミスマッチ防止が挙げられます。
学生が企業に対して抱いたイメージと企業の実態が乖離していた時、入社後の早期退職に繋がる可能性があります。
社風、仕事内容、方向性などを発信する事で、企業と学生双方にとって、不利益が生じないようにする効果が期待されます。
2.採用広報の主な手法
2-1.Webサイトの整備、コンテンツ制作
企業のミッションや魅力を掲載し、学生の企業理解を深める手段として活用されているのがWebサイトです。
自社で情報を管理しやすいため、求人情報の公開や説明会などの最新情報を随時発信しつつ、情報をまとめることができます。
また、採用情報専用のWebページを制作し、従業員の働き方など、そこで働く姿をイメージし易くするコンテンツを掲載するケースも増えております。
2-2.採用関連動画の制作
動画の特徴は、何と言っても圧倒的な情報量にあります。
1分間の動画は約180万字に相当すると言われており、且つ文字や写真と比較しても情報伝達能力に優れ、自社の魅力の言語化しにくい部分をより分かり易く伝える事が可能です。
仕事の様子を捉えた動画や、先輩社員の一日の仕事に密着した動画など、学生に特に伝えたい内容を補完するために動画が用いられています。
以下、弊社で制作をした動画です。宜しければご覧ください。
●社会福祉法人みどりの町様 先輩社員密着動画
●株式会社青木組様 若手社員の仕事風景1日密着動画
2-3.SNSの活用
近年SNSを広報活動に使う企業が増えております。
SNS利用者が多い20代に向けた訴求に有効で、利用者とのコミュニケーションが取りやすい事が利点です。
ただし、投稿内容の炎上による企業のイメージダウンを避けるべく、投稿時に社内でチェックする体制の構築が必要です。
また学生との距離が近い分、魅力的な投稿内容や高頻度での更新が求められるなど、SNSの運用には多くの工数が必要となります。
本音が見えるような情報発信や社内の日常の発信など、ターゲットに合わせて投稿内容を構築するとより効果の高い運営になる事が期待されます。
2-4.学生との直接接点の構築
接点を持った学生との密接な関係構築を狙った動きも近年増加傾向にあります。
インターンシップの開催や学生個人へのスカウトメール、就活カフェへの参加・出展もその一つです。
接点を持った学生に対してこまめな情報提供などのアプローチを行う事で、採用に繋げていく手法といえます。
学生一人ひとりへのアプローチとなるため、工数こそかかりますが、企業理解を深める事が出来るため入社後の定着率向上が期待できます。
同様の考え方で、自社の社員に知人・後輩などを紹介してもらうリファラル採用も近年注目を集めています。
3.まとめ
上記のような採用広報活動により、学生とのマッチング度の向上が期待されます。
加えて、採用ターゲットを明確にする事も重要です。
目的・ターゲットに合わせて広報手段を検討する事で、より効果的な運用となるでしょう。
採用活動自体も長期化の傾向にあるため、これからは自社の採用状況に合わせ、学生に対しての情報発信手段を充実させることが重要になりそうです。
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