空間プロディース展へ行ってきました
注目を集めるSDGsニーズ
メタバース、VRなどデジタル空間における進歩はとどまることを知らずの日進月歩を呈していますが、その対極のリアル空間、この価値も改めて見直されていると思います。新規のお客様との出会の場となる展示会は、コロナ禍を経てさまざまな業種・業界で活況のようです。エンタメ系のイベントにおいても同様に改めてその価値の大きさを感じている人も多いことでしょう。
このように再注目されている空間演出、その情報収集として大阪で開催された「空間プロディース展2024」へ足を運んでみました。
商業施設や公共施設などの「建築・設計分野」。展示会ブース、ショーウィンドウ、イベントなどの「演出・デザイン分野」においてトータルプロデュースを提供できる企業のほか 装飾性・意匠性・デザイン性の高い建材などを扱う「素材分野」の企業が多く出展していましたが、印象に残ったのが空間プロデュースにおいてもSDGsのニーズが高まっているということです。
紙素材を活かした展示装飾
その一つが紙素材を扱った展示物の掲示です。弊社も紙素材のリボードを地元の展示会「しまなみパック」への出店時に展示台をして活用しましたが、同じように段ボール素材で空間演出を提案している企業がありました。弊社のリボードと違い段ボールの波部分フルートを表面に見せることで紙そのものの柔らかさ、あたたかさを表現していました。また、インクジェット印刷によりデザイン性を高め独特の雰囲気づくりで紙素材を活かす演出に力を入れていた企業も注目を集めていました。
紙素材は見た目だけでもエコな素材としのアピール度も高いですし、実際リサイクル素材としても扱いが容易なため、これからもSDGsな素材としては注目を集めていくことでしょう。
リサイクルを前提としたブースデザイン
また、展示会のブース装飾をメイン事業としている企業様もSGDsな視点での提案を行っていました。展示会のブース作りといえば木工造作が主流ではありますが、残念ながら展示会が終わった後に床に敷いているパンチカーペットとなどともに、そのほとんどが廃棄されてしまいます。つまり展示会が終わった後は、かなりの量の廃棄物が生まれているのです。こちらの企業は骨組みから床面、照明やラックなども基本は再利用素材を使用。リユースに特化したブース作りを提案していましたが、そういった条件でもデザイン面での訴求力も両立させるなど、新しいブース作りの価値を高めていました。
時代の流れでもあるSDGsを弊社でもいろんな観点から取り組んでいけるよう、さまざまな情報収集をこれからも継続していきたいと思います。