今から始める企業のYouTubeチャンネル運用方法。Googleの動画評価仕組み、ファンがつく動画内容、最適な再生時間とは?
様々な企業でYouTubeアカウントを運用して認知、告知を広げる活動が増えてきました。
ですが社内だけではうまく構築、運用できないというご相談もいただきます。
・どんな内容の動画を制作していけばよいの?
・どれくらいの再生時間の動画が良いの?
・スタートアップ時にアクセスを流し、ファンを獲得していく方法
こういった内容を解説していきます。
この内容を読めば、自社にあった動画イメージが描けるようになり、目的意識を持って運用できるようになるでしょう。
今から始める企業YouTubeアカウント ファンがつく動画内容、最適な再生時間とは?
■もくじ
1 YouTubeの流入経路
2 YouTubeで視聴される動画のポイントとは?
3 Googleが良い動画と判断する、YouTube内でのアルゴリズム
4 ユーザーの検索意図を満たす内容とは?
5 Googleが評価する3つの指標 E-A-T
6 どのような動画内容にしていくのか?
7 適切な再生時間について
8 YouTube広告の種類について
9 YouTubeマーケティングが失敗に終わる理由とは?
9-1 商品、サービスだけを押し売りする動画チャンネル
9-2 毎回登場人物が変わる(固定ローテーションであれば可)
まとめ
1 YouTubeの流入経路
1.外部流入(Googleの検索結果、SNS、メルマガなど)
2.YouTube内検索
3.関連動画(おすすめ) 関連動画からの流入は全体の90%
ですが、関連動画はスタートアップ時に掲載しにくい傾向があります。
(芸能人や超大手企業ではない限り)
そこで初めの段階は、キーワード対策に重点を置いていく必要があります。
キーワード対策ツールで、検索需要を調べることがポイントとなります。
これをしなければ、検索で上位に上がり、見つけてもらうことが難しくなります。
さらにキーワードにどれだけの検索ボリュームがあるのかも必要となります。
制作会社さん選びは、こういった部分も含めて対応可能なところを選ぶことをお勧めします。
動画を活用するメリットを詳しく解説したページをご紹介しておきます。
●ユーザーの生活の一部となっている動画マーケティングを行うべき5つの理由
2 YouTubeで視聴される動画のポイントとは?
YouTubeはGoogleが買収した会社です。
実は、Google検索エンジンはWEBのSEOに共通している部分もかなり多いです。
・目標キーワードを設定する
・タイトルにキーワードを入れる
・見出しに検索意図を満たすキーワードを入れる
・タイトルと動画内容がマッチしているかどうか
・チャンネルの専門性を意識する
目標キーワードはGoogleキーワードプランナーで検索ニーズを調査し、検索ボリュームと競合調査の兼ね合いで最適なキーワードを選びます。
タイトルにキーワードを入れるとは、検索ユーザーが知りたい内容にすることです。
動画内の情報もタイトルと関連性が高い内容で制作します。
チャンネルの専門性とは、情報のカテゴリーを絞ってください。
例えば、「ダイエット」「ファッション」「車」などジャンルが全く異なるチャンネルになると、ユーザーは自分にあまり関連していないチャンネルと判断され、ファン化の損失につながる恐れがあります。
キーワードに関する詳しい情報はこちら
3 Googleが良い動画と判断する、YouTube内でのアルゴリズム
・視聴回数
・クリック率
・再生率(動画全体の何%が見られたか)
・チャンネル登録者数
こういった指標が評価基準となります。
「YouTubeアナリティクス」で分析し、改善していきます。
4 ユーザーの検索意図を満たす内容とは?
・クリックされるタイトルをつける
・タイトルと中身の整合性
・ストレスのない編集
・そのチャンネルでしか見れない独自性
・規則的な更新頻度
検索意図とは、キーワードに対して知りたいであろう情報を読み取り、提供してあげることが重要です。
例えば、「YouTube広告」と検索ユーザーが調べた場合、どんな広告の種類があり、各広告の特徴を知りたいと予測できます。
それなのに「動画内容」について解説していると、求めていない情報になるので、離脱して別の動画を探してしまいます。
5 Googleが評価する3つの指標 E-A-T
E-A-Tが定められた背景は、検索ユーザーが信憑性のないサイトの情報を信じて不幸になってしまう事件が起こりました。
これを防ぐためにGoogleは、情報に確実性がないコンテンツを上位表示させないための対策を取りました。
それがE.A.Tです。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
6 どのような動画内容にしていくのか?
キーワード調査によって検索ニーズのある内容。
キーワードから推測される検索意図を読み取り動画内に表現していく。
検索意図にマッチした、かつ気軽に継続的に視聴できるチャンネル。
Google検索でも表示され、各種SNSでも告知活動により拡散を狙う内容。
7 適切な再生時間について
どれくらいの再生時間が適切なの?という疑問も多くいただきます。
結論としては、「動画が短い、長いではなく、視聴者にとってほしい情報なのか、面白いのか?」
という観点で考えます。
現代の人間の集中力は年々落ちています。
2020年の集中力はたったの8秒と言われています。
ちなみに2010年頃は15秒、なのでテレビCMは15秒のパターンが多く適用されています。
まずは、2~5分の動画を中心に投稿していくことをお勧めします。
理由は、動画再生時間が閲覧前に表示されるので、クリック率が下がる可能性があるためです。
まずはクリックしてもらうことを最重要だからです。
運用状況次第で上手く効果が出ない場合、10分前後に増やしていくことも検討が必要です。
再生時間を増やす理由は、広告表示回数が増えるからです。
一般的にGoogleは、検索エンジンを提供している企業と感じます。
ですが、実態は広告収益によるものです。
なので、広告表示回数が多く表示される動画が評価される傾向があります。
約8分の動画でYouTube広告が2~3本再生されますので、広告を表示、クリックする確率が上がるためです。
(注意点として、再生率が悪いと、動画を長くしても効果はありません。)
あくまで初めはユーザー目線で、クリックしやすく見やすい再生時間の動画をお勧めします。
8 YouTube広告の種類について
・7分以下の動画の場合、広告は1~2回表示
・8分以上の動画の場合、広告は2~3回表示
Googleは広告収入のチャンスを広げる動画を評価する傾向があります。
9 YouTubeマーケティングが失敗に終わる理由とは?
1 商品、サービスだけを押し売りする動画チャンネル
サービス、商品紹介動画をおすすめできない理由
→検索ユーザーの大多数は商品ありきでキーワードを検索しない
悩みを解決する情報を求めているから
2 毎回登場人物が変わる(固定ローテーションであれば可)
2.芸能人、タレント、ユーチューバーで人気が出る理由は、特定の人物を気に入っているからです。
共通点は、個人を気に入ってファンになっています。
全ての動画で登場人物が変わる動画は、個人を覚えてもらいにくくなります。
特定の担当スタッフさん、もしくはローテーションで変更といった流れをお勧めします。
ファンマーケティングを意識してコンテンツを制作することがポイントとなるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
・予測で動画を制作していくより、検索エンジンに上位表示させアクセスを集めること
・動画の再生回数やチャンネル登録が増えてくると、YouTube広告内でも関連動画として表示されやすくなること
・あくまで商品、サービス紹介ではなく、ユーザーのお役立ちコンテンツ情報を公開する
こういった情報を知ることで、成功イメージや目的意識を持って継続的に取り組めるようになるのではないでしょうか?
弊社でも企業様のYouTubeアカウント開設、運用、動画制作などご支援しております。
気になる点がございましたら、お気軽にお問合せください。